生活習慣病│川崎市宮前区,宮崎台,内科,内視鏡検査,健康診断,小野田医院

小野田医院

044-854-8821
〒216-0035 神奈川県川崎市宮前区馬絹526-7 第1ケーエービル

脂質異常

脂質異常症

 脂質異常症(高脂血症)は、LDLコレステロールや中性脂肪が高くなったり、HDLコレステロールが低くなる病気です。具体的には、LDL-コレステロールが140以上、HDL-コレステロールが40未満、トリグリセライド(中性脂肪)が150以上です。

 脂質値が異常でも、通常、症状は現れません。症状が現れないのにもかかわらず、知らず知らずのうちに、全身の血管が傷めつけられ、ある程度の時間がたって、その影響は主に動脈硬化となって現れます。動脈硬化が進むと、血管が狭くなり、心臓や脳などの血液の流れが悪くなります。そして、あるとき血管が詰まり、突然、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などの発作が起き、心機能が低下してあまり動けなくなったり、麻痺になったり、ときには命を失うこともあります。

 脂質異常症と指摘されたら、心臓や脳の病気を起こさないため、血清脂質値(とくに悪玉のLDL-コレステロール)に、いつも気をつけておく必要があります。脂肪分の多い食事をとると、コレステロール値が高くなり、動脈硬化の進行を早めます。具体的には、肉や卵などのとり過ぎに注意が必要です。また中性脂肪は、食事の量自体が多すぎたり、清涼飲料水またはアルコールを飲み過ぎたり、甘いお菓子を食べ過ぎると高くなります。反対に、野菜などに豊富に含まれている食物繊維や魚油(とくにイワシなどの青魚)、それに豆腐などの大豆製品は、血清脂質値を下げたり、動脈硬化を抑制するように働きます。つまり脂質異常症の予防や治療には、洋食よりも和食のほうが適しています。また、太り気味の場合は減量が大切です。体重が適正になると、脂質異常症だけでなく、高血圧や糖尿病などの改善効果も得られます。これらの病気はすべて動脈硬化の進行を早くする要因です。

 減量の効果は血清脂質値の改善だけにとどまらず、全身的に好影響をもたらすところから、とても効率の良い治療法だと言えます。食習慣の面を改善するのと同時に、からだを動かす運動習慣を身に付けることもお勧めします。からだを動かすことは、体重管理のうえでも必要ですが、それとともに善玉のHDL-コレステロールを増やす効果もあります。HDL-コレステロールは、血管の内壁に沈着したコレステロールを抜き取り、動脈硬化の進行を抑えるように働いてくれます。

  また食事運動療法でもLDLコレステロールや中性脂肪の数値に改善が見られない場合は、動脈硬化の予防のため薬物治療が勧められます。治療は継続が重要です。

pagetop