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小野田医院

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不整脈

不整脈

 速い脈、遅い脈、飛んだり抜けたりする脈があります。心臓を動かす電気の発生異常やその通り方が異常になる事で発生します。

 不整脈が発生する主原因は、冠動脈疾患、心臓弁障害、心不全、先天性心疾患等の心臓に起因する疾患です。甲状腺異常や肺に病気がある人も不整脈になり易い傾向があります。しかし、心臓病等に関係なく、加齢や体質的なもの、ストレスや睡眠不足、疲労等によっても不整脈は起こり易くなります。

 ほとんどの不整脈は、実は無害です。脈がたまに飛ぶ程度であったり、症状の無い徐脈等はほとんど心配の必要はありません。勿論、運動や精神的に興奮した状態の時に脈が一時的に速くなる事も心配は要りません。不安や心配を持ち過ぎる事がきっかけになったり、過呼吸になったりする事で一時的に脈が速くなる不整脈は、落ち着きを取り戻す事でほとんど解消します。こうした不整脈は、何か悪い症状をもたらす事も、血液を送り出す心臓のポンプ機能を悪化させる事もありません。

 しかし、ある特定の不整脈には注意を必要とし、怖いタイプの場合があります。急に意識が無くなる、失神する、脈拍数が1分間に40回以下で体を動かすと息切れやめまいがする、突然動悸が始まる、この様な症状を示す場合は注意が必要です。

 高齢化社会を迎えた日本で最近注目を集め始めた「心房細動」という不整脈も、怖い不整脈の一つです。以前、読売巨人軍の終身名誉監督である長嶋茂雄さんが脳梗塞を発症し、懸命なリハビリの結果、野球観戦が出来るまでに回復しましたが、この脳梗塞の原因となったのが、この「心房細動」というタイプの不整脈でした。

 「心房細動」は年齢に関係無く誰にでも起こりえる不整脈です。例えば大量に飲酒した翌朝に、脈が乱れて速くなっていたりする時は、この「心房細動」である時が多いです。また、甲状腺機能が亢進する時にも「心房細動」になる場合があります。

 しかし最も多いのはやはり高齢となる事で起こり易くなる場合です。日本では50万人以上の方が、この「心房細動」で苦しんでいると言われています。

 「心房細動」は脈がバラバラに打っています。しかも1分間に150~200回以上のとても速い状態での乱れ打ち状態となっているので、かなり強い動悸が感じられます。心房細動ですぐ死ぬ事はありませんが、この状態が長く続くと心房に血の塊(=血栓)が出来易くなります。それが血液の流れに乗って脳の血管に詰まるのが長嶋さんの場合の脳梗塞です。

 また、常に心臓が全力疾走状態なので、長期間持続すると、心臓の筋肉が弱って心不全の可能性を高める事もあります。

 「心房細動」の多くは薬で治療可能です。その際に、血の塊(=血栓)を作り難くする薬も一緒に飲みます。

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