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小野田医院

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〒216-0035 川崎市宮前区馬絹6-22-14 第一ケーエービル

東急田園都市線「宮崎台」駅 徒歩8分

便秘
Constipation

目次

  1. 下記のような便秘症状でお悩みではありませんか?
  2. 便秘症状とは?
  3. 便秘を引き起こす要因
  4. 検査・診断方法
  5. 便秘の種類
  6. 便秘の治療方法
  7. 便秘でお悩みの方は当院へ

下記のような便秘症状でお悩みではありませんか?

  • お腹の張りがしばらく続いている
  • 腹痛や吐き気が継続的に感じる
  • 便が3日以上出せていない
  • 便意があっても、上手く便を出すことができない
  • 残便感がある
  • 一度に便がほとんど出ず、硬さを感じる
  • 市販の下剤薬頼りの排便になっている
  • 便が非常に黒ずんでいる

上記のような症状は、おそらく便秘と呼ばれる状態です。
一般的に便秘は日頃からお困りの方も多く、放置されがちです。
体質やいつもの一時的なものだと、ご自分の判断で決めつけてしまわれる方が多く見られます。
しかし、場合によっては、その便秘は何か重大な疾患の症状かもしれません。
さらに便秘はなかなか自然治癒しづらいのも特徴です。
消化器専門の医師による診察で対処することをおすすめいたします。

便秘症状とは?

便秘とは、様々な考え方がありますが、日本消化器学会が一定の定義を発表しております。
「3日以上排便が無い状態、または毎日排便があったとしても残便感が残る状態」という内容です。
慢性便秘症診療ガイドラインも参考にするならば、「本来体外へ排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」とされています。
上記に該当する場合は、便秘状態であるという認識で問題は無いと思われます。

※慢性便秘症診療ガイドラインはこちら

便秘を引き起こす要因

ここまでは便秘とはどういった症状かについて解説をしましたが、ここでは原因について解説をいたします。
原因は大きく①生活習慣によるもの②それ以外によるものの二つに分けられます。

 

①生活習慣によるもの
  • 偏食による食物繊維不足
  • 過度なダイエットや、食事の量の極端な削減
  • 水分摂取量が少ない
  • 過度なストレスが、継続的にかかっている

 

②それ以外によるもの
  • 腸の機能不全
  • 消化器系の閉塞・疾患・蠕動(ぜんどう)運動の異常
  • 内科系の疾患(糖尿病・甲状腺機能低下症)
  • 神経系の疾患(自律神経失調症・脊椎損傷・パーキンソン病など)
  • 内服薬の副作用

日頃の食生活や運動習慣・ストレスに関しては、それぞれに対して適切な対策を施すことで解決していきます。
しかし、前述したような疾患が原因の場合は、自己解決は難しくなります。
原因を正確に特定したうえで、適切な処置を施す必要があるのです。

検査・診断方法

ここまで述べてきた通り、便秘は生活習慣が原因になることが多いです。
そのため、まずは問診により食生活や排便状況などの生活についてうかがっていきます。
そして、症状が、便秘のみかつ、軽度なものであればお薬の服用後に経過観察を実施いたします。
必要に応じて大腸内視鏡検査を実施する場合もございます。(当院の大腸内視鏡検査についてはこちら≫)
内視鏡検査を行うことで、疾患による便秘の可能性を確実に除外したうえで、便秘の種類に合わせた治療を実施してくことになります。
便秘の種類については、次の項目でご説明いたします。

便秘の種類

便秘には2種類あります。

機能性便秘

自律神経が乱れてしまったことで大腸に機能障害が発生したために起きる便秘です。
機能障害が発生する原因としては、栄養バランスの偏った食事や、乱れた生活習慣などが挙げられます。
これらは、日々の行動を計画的に対策をすることで回復します。
日々の行動を改善するうえで重要なことは、この機能性便秘にはさらに3種類存在するということです。

①弛緩性便秘
食物繊維の不足、運動不足による大腸の機能低下が原因で、腸の中に長時間便が残ってしまうことによって発生する便秘です。
デスクワークなどの座り仕事で、自由が無く長時間動けない方に多くあるタイプの便秘です。

②痙攣性便秘
大腸が極度に緊張状態に陥ることで、蠕動運動と呼ばれる腸が便を外へ送り出す動きが強くなりすぎてしまって、腸が痙攣してしまって起きる便秘です。

③直腸性便秘
便が直腸に押し出されてきても、便意が無くそのまま直腸内に便が残ってしまうことで起きる便秘です。
便意を我慢することが日常的になっている人や、浣腸の乱用などで排便リズムが崩れてしまった人などに起きる便秘です。
整えるポイントは朝の排便からがおすすめです。
朝の排便は、慌ていることが多いですがその時間に余裕を持たせて、トイレを落ち着いてするというルーティンを作ることから治療を始めていきましょう。

 

器質性便秘

胃・小腸・大腸・肛門などに物理的な影響のある疾患が存在し、それが原因で腸が変形してしまっていることで起きる便秘のことを指します。
その疾患の中で最重要警戒レベルの疾患が、大腸がんです。
便秘は大腸がんの症状としてよく挙げられるものですので、癌による便秘という可能性は十分に存在します。
一度、専門の医療機関に受診をしていただき、検査を行い原因が何かを特定する必要があります。

便秘の治療方法

上記のような便秘の種類によって対策は変わってきます。

機能性便秘の場合
  • 3食しっかりバランスの良い食事を摂る
  • 海藻類や根菜などで、食物繊維を積極的に摂る
  • 乳酸菌を摂取する
  • 運動習慣をつける

などが重要な対策になります。
また便秘薬を用いて、便を半強制的に排出させてしまうことも有効です。
どうしても出ない便を、薬によって一時的にも排出してしまうことで、ストレスによる症状悪化を防ぐことができます。
もちろん根本的な原因を排除しない限り繰り返してしまいますので、別途対策を取る必要はございます。
(※自己判断による市販薬の服用は意図していない副作用が発生することもあります。
医師からの処方によるお薬を服用されたほうが安全かと存じます。)

 

器質性の便秘の場合

まず便秘を引き起こしているであろう疾患の治療が最優先となります。
疾患が原因であれば、便秘だけではなく、他の症状も併発している可能性が高いです。
例えば便秘に加えて、血便・下血といった症状も見られる場合は、潰瘍性大腸炎・クローン病・大腸がんなどの疾患の可能性が十分に考えられます。
これらを見逃さないようにするために、内視鏡検査をはじめとした検査が重要になってくるということになります。

便秘でお悩みの方は当院へご来院ください

当院では、便秘診察に積極的に対応しております。
便秘に悩まされる方は多いのですが、「いつも通りだ」「最近野菜が不足していただけだ」と、治療の必要性をご本人が感じられることが少ないのが特徴的です。
たかが便秘だと軽視をせず、正しい検査と処置を行うことで、便秘は治すことができます。
万が一の可能性も考えながら、少しでもいつもと違う異常を感じた場合は当院へご相談ください。

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文責
医療法人社団 昌慶会 小野田医院
理事長 小野田 恵一郎

 

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